ヒノキブタイ（2016年生、母グラントアウィッシュ）

ヒノキブタイ（2016年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「桧舞台」。毛色は青毛。種牡馬のグランプリボス（当時8歳）と交配したグラントアウィッシュが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上牧場。2019年のダイヤモンドカップ(M1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3歳（2019年）

1月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では伸びを欠き18着に終わった。

3月31日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた5戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペシュウィズダムに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中3週で迎えた6戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のペシュウィズダムに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のニシノライリーに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイアイザックに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳M1のダイヤモンドカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（4戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた12戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた13戦目は、IBCラジオ岩手競馬CROSS賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた14戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

12月8日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4歳（2020年）

1月10日、中4週で迎えた16戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

2月12日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、3/6グッジョバ!!リニューアルオープン（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2020年5月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。