カイシュウペガサス（2005年生、母イヴニングミスト）

カイシュウペガサス（2005年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天馬」。毛色は栗毛。種牡馬のCat Thief（当時9歳）と交配したイヴニングミストが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地7戦0勝、地方19戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C4一。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カミイスタットから「セレクトセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、カミイスタットから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、飯村孝男によって1,365万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月13日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

2月24日、中5週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雪/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた4戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月5日、中4週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳F5三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したクルトゥーアにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月11日、中1週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳F4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルキーリリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のアロハルックに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、メイショウオオマに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオートヴィグラスに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンダーアチーブに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

1月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したビクトリサイレンスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、加西特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた21戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた22戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（13戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（14戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。