ブレーブビスティー（2006年生、母バロネッセ）

ブレーブビスティー（2006年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇士＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したバロネッセが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の瓢湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月15日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月1日、中1週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のマツリダガッツに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したケイアイドウソジンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月13日、連闘で迎えた6戦目は、3歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、6着に終わった。

8月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月11日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレイクメリットを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

11月1日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（2010年）

9月20日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したコハクジョーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月28日、中7週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったドリームゴスペルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

1月8日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

9月3日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るクイーンオリーブを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って休み明けの一戦をモノにした。

10月8日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したラヴェルソナタを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6歳（2012年）

8月11日、約9か月の休養明けで迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。