クイーンオリーブ（2008年生、母オリーブブランチ）

クイーンオリーブ（2008年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オリーブの女王」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したオリーブブランチが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の秩父特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額700万円（1.4万×500口）で一口馬主が募集された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

3月21日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

5月15日、中5週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ゴーハンティングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月24日、中1週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のオーガストウェイに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ブレーブビスティーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2012年）

3月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のゴールデングローブを半馬身振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

12月8日、約9か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2013年）

1月21日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のディオベルタをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

2月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニシノテキーラに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

5月26日、中1週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の1980sダービーメモリーズシンボリルドルフカップ（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入った。

11月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、スピルバーグにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月23日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6歳（2014年）

2月17日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたプロモントーリオ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月15日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6月21日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月2日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。