ニシノテキーラ（2008年生、母リーヴザマーク）

ニシノテキーラ（2008年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋メキシコの酒」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したリーヴザマークが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月10日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

4月3日、中8週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したタガノプリンスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中2週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテイエムオニキスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、レオキュートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月2日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2012年）

4月21日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフェータルローズをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

10月14日、中3週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

11月17日、中4週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた16戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のリボン賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフェータルローズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月16日、中2週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったレイカーラにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったクイーンオリーブに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の1932～1950sダービーメモリーズトキノミノルカップ（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサカジロオーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

8月17日、連闘で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2013ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のリボン賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6歳（2014年）

2月15日、中7週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月9日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒロノプリンスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた36戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシュピッツェをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上1600万下の2014プロミネントジョッキーズトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。