ニホンピロヘーラー（2012年生、母ニホンピロビオラ）

ニホンピロヘーラー（2012年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋最高位の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時10歳）と交配したニホンピロビオラが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地20戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月6日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた3戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって18着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月20日、中7週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラッキーダンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月22日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月17日、中7週で迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に入った。

6月20日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

8月1日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4歳（2016年）

2月27日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5月1日、中8週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

8月20日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

10月15日、中7週で迎えた19戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。15着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。