ラッキーダン（2012年生、母サウスサプライズ）

ラッキーダン（2012年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸運＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時16歳）と交配したサウスサプライズが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって682.5万円で落札された。

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月17日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月9日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月7日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2015年）

1月17日、中5週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月22日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったニホンピロヘーラーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中7週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

6月20日、中6週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウエスタンラムールを差し切れず、2馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた15戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のディーエスフェイムをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月29日、中3週で迎えた16戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2016年）

3月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

4月10日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた19戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた23戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた24戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

10月23日、中8週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。