スズノブルーグラス（2002年生、母Learning the Ropes）

スズノブルーグラス（2002年5月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋青草」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のLear Fan（当時21歳）と交配したLearning the Ropesが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝、地方28戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の一般C8。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月18日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

3歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月6日、中4週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

2月12日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップキウイ賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず最後はミツアキアルファーと並んで5着同着となった。

11月3日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、渡鹿野島シーサイドホテルつたや賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアイシャルリターンを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、三河万歳特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユメノトルネードを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマスクリンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月16日、中1週で迎えた14戦目は、ネコヤナギ特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーアロブノールに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月28日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5歳（2007年）

1月4日、中4週で迎えた21戦目は、藤永高弘杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンデープリティーに8馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

1月19日、中1週で迎えた22戦目は、ナンテン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたイズミノエース決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月9日、連闘で迎えた24戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエスケーブラックに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月19日、中0週で迎えた25戦目は、マンサク特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた26戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイガに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、弥生特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（13戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、里桜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた29戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた31戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた32戦目は、花しょうぶ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（15戦5勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は清家義徳騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（16戦5勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（17戦5勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた36戦目は、笹草特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（18戦5勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。