シンメトリック（2013年生、母ダイアゴネル）

シンメトリック（2013年1月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「対称な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時10歳）と交配したダイアゴネルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年のJA海部東かぶとまいカップ(一般C7)。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月9日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

9月13日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ビービールチルに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のネイチャーハートをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた10戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4歳（2017年）

1月1日、中1週で迎えた11戦目は、ことり大神祭2017（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスリーハーツクライに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダフルキッスに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

3月29日、中1週で迎えた16戦目は、五条川特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイネルアウトランに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月21日、連闘で迎えた18戦目は、犬山城特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンマルオーロラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた21戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた22戦目は、静内ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

9月27日、中4週で迎えた23戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、トレニア特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、カラマツ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、寒椿特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（8戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた27戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた28戦目は、JA海部東かぶとまいカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアネッロドーロをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（2018年）

1月4日、中2週で迎えた29戦目は、山下保雄さん定年★還暦祝い記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月15日、中5週で迎えた30戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ティアドーロにアタマ差交わされて2着に甘んじた。