イアラユーラシア（2001年生、母フジノスイショウ）

イアラユーラシア（2001年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雄大な馬になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時16歳）と交配したフジノスイショウが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松木加代。戦績は、中央平地10戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

5月9日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、バズラインに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月19日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミアモーレに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシュウザンジョオーに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2005年）

6月18日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアグネスボゾンに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

6歳（2007年）

1月13日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦3勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦3勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスナークタイガーに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月24日、中7週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月14日、中2週で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。