クリノジョヴァンナ（2015年生、母ミスヒテン）

クリノジョヴァンナ（2015年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したミスヒテンが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は中田浩美。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C2-20。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田浩美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、中田浩美から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって378万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月4日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

8月5日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた5戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーラムーンに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた6戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた7戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた8戦目は、さざんか賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4歳（2019年）

1月21日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のマックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイツーシリングに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた11戦目は、誘導馬ウイニー15歳おめでとう（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた12戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったユキノバッカスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月12日、中3週で迎えた14戦目は、一般C21（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビーナスリングに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、揖斐高原特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（9戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウェルカムに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR笠松第2戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

11月16日、中6週で馬体重を前走から31kg減らして迎えた18戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

5歳（2020年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた20戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシシマルに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、ウーマんチャンス（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ホワイトヘブンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた25戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月10日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月16日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた28戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は池谷匠翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、ウーマんチャンス（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。