シルダリア（2008年生、母キョウエイデビュー）

シルダリア（2008年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「中央アジアで最大の河川（トルコ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したキョウエイデビューが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地12戦0勝、地方19戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、岡田スタッドから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、幅田京子によって682.5万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月16日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2011年）

2月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

6月26日、中9週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた9戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のケイオーワールドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スマートソロモンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ソンガヴァッツォに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中2週で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモアンフォセに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2012年）

1月20日、中3週で迎えた13戦目は、なずな特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエブリイニューデイに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月10日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた19戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアートオブプライドに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月1日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドキャンドルに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、「オープニングとく戦」（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

8月19日、中4週で迎えた22戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキモンエンジェルから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

1月2日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月17日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（福山ダート1250m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月10日、中2週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた25戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトニフィカーレからハナ差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた26戦目は、福山ジョッキーズグランプリ第1戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた27戦目は、入野海岸Tシャツアート特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた28戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、あつしちひろ結婚特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1ハ C2イ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた30戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた31戦目は、祝!駿くん満1歳特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。