アモーレヴォレ（2005年生、母ダンシングハピネス）

アモーレヴォレ（2005年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「愛情のこもった、愛らしい（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時8歳）と交配したダンシングハピネスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアルスマグナをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月29日、中4週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月11日、中5週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2008年）

10月5日、約11か月の休み明けで迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4歳（2009年）

5月2日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

6月27日、中7週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオールライトナウに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ショウナンカザンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（2010年）

1月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

9月4日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったバンガロールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

6歳（2011年）

2月13日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。