ベロニク（1993年生、母フレンチロミルド）

ベロニク（1993年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時13歳）と交配したフレンチロミルドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したエンドレスダンスに半馬身届かず2着となった。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のカルティラに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月23日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

1月18日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたカノヤロマン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったスバルシチーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月4日、中4週で迎えた13戦目は、揖斐川特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月14日、中0週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で幸英明騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で幸英明騎手（13戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で幸英明騎手（14戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。