オーゴンボルト（2011年生、母スパイシーレディー）

オーゴンボルト（2011年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時14歳）と交配したスパイシーレディーが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大西ファーム。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のトルセドールに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月10日、中5週で迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3歳（2014年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月11日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサタンズクラウンを半馬身差し切って2勝目を獲得した。

11月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4歳（2015年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月28日、中8週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5歳（2016年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

3月31日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、夜桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヌオヴォチメントに6馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7歳（2018年）

5月15日、約26か月の休み明けで迎えた17戦目は、一般C1八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキネオアレグロに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月13日、中3週で迎えた18戦目は、三ちゃん食堂杯（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウモバライロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月2日、中2週で迎えた19戦目は、湘南ひらつか七夕記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオランジェリーを途轍もない末脚でアタマ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

8歳（2019年）

12月20日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、もみの木特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のトミケンゲヌークに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9歳（2020年）

4月15日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、桜吹雪特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、一騎当千賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月11日、中8週で迎えた23戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、秋涼特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

10月21日、中0週で迎えた24戦目は、陽月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。