ゴールドバニヤン（2002年生、母シンコウエトワール）

ゴールドバニヤン（2002年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黄金＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時18歳）と交配したシンコウエトワールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、地方18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月9日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヒカルウイッシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のラコントルアタックに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月4日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

7月24日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

9月4日、中5週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

12月25日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2006年）

7月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5歳（2007年）

5月8日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のボアオンワードに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、町屋特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、目黒区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のさそり座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた19戦目は、やぎ座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた20戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキョウエイプルートをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

11月30日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

12月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったゴールドアップに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中2週で迎えた25戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6歳（2008年）

1月14日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のウェルカム2008賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。