スペースマン（1997年生、母マネーバンドル）

スペースマン（1997年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したマネーバンドルが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、地方21戦9勝2着2回。2003年の南淡水仙特別(A2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

5月14日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマルタカマンボにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2001年）

6月4日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、フレンドリーカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた12戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマヤノアンディーをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマヤノアンディーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C4（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシュンエイゼネラルに3馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシンキカザンに5馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

12月24日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミホノアーミジャーに6馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5歳（2002年）

1月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマサノドリームに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月30日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のサンエムウイングスに3/4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月19日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩田康誠騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩田康誠騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミッキータイムに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月4日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岩田康誠騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスナークプレストを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて優勝

4月23日、中2週で迎えた24戦目は、淡路いざなぎ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岩田康誠騎手（10戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた25戦目は、但東シルク温泉特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で岩田康誠騎手（11戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のフジヤマハクザンを3/4馬身振り切って優勝

6月29日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で岩田康誠騎手（12戦9勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた28戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

9月7日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

12月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた31戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、ようか三水特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2003年）

1月4日、中2週で迎えた32戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、兵庫県競馬施設利用協会特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた33戦目は、南淡水仙特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（13戦9勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンブージェダイを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

6月11日、約4か月半の休み明けで迎えた34戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた35戦目は、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（14戦9勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた36戦目は、近松のまちあまがさき特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（15戦9勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた37戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1870m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた38戦目は、馬産地協賛がんばれ地方競馬特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平松徳彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。