ヒロノアンビシャス（2016年生、母クリールダイナー）

ヒロノアンビシャス（2016年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野心的」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したクリールダイナーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2020年の2020JBCまであと70日(一般C1二)。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月15日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた8戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（金沢ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のフォースキャリアに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミスティネイルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッドルーナに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサノノドラゴンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、南天特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

4歳（2020年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで懸命に走り抜いたが、フェルヴィドに交わされて約15馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーミハルカゼに約16馬身の大差をつけて3勝目を手にした。

6月7日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で魚住謙心騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カネコメヒカルに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた21戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエールジョリーに2馬身の差をつけて優勝

7月14日、連闘で迎えた22戦目は、ヘラクレスオオカブト特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた23戦目は、ダリア特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた24戦目は、級キング賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた25戦目は、2020JBCまであと70日（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で魚住謙心騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヴレをクビ差振り切って5勝目を掴み取った。

9月15日、中2週で迎えた26戦目は、楽天競馬DAYポイントざくざく賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木本直騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月22日、連闘で迎えた27戦目は、一般B1六（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたスマートフェイス決め手に屈して半馬身差の2着となった。