アルコーン（2018年生、母マリーシャンタル）

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、中辻明によって648万円で落札された。

2歳（2020年）

9月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

3歳（2021年）

6月17日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドバーレンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月21日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2022年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた7戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた8戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポルタフォルトゥナに6馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、ヤマボウシ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、アジサイ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた11戦目は、今年もHBイブ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネロリビガラードを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月10日、中1週で迎えた12戦目は、スイレン特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、かな競馬逃げるな特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンシャを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手に入れた。

8月27日、中4週で迎えた14戦目は、処暑特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトレイトセオリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた15戦目は、仲秋特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で多田羅誠也騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた16戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で多田羅誠也騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、下津井めがね橋特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったトミケンジョメルトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた20戦目は、風の里公園特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（11戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた21戦目は、年の瀬に木下智史特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（13戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったハディアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた23戦目は、白山洞門特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた24戦目は、光徳・知里御成婚特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で多田羅誠也騎手（15戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードアルペジオに7馬身の差をつけて優勝

2月21日、中2週で迎えた25戦目は、山岸柳子生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で多田羅誠也騎手（16戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のコパノカールトンを3/4馬身振り切って6勝目を収める

3月14日、中2週で迎えた26戦目は、ナウマンカルスト特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で多田羅誠也騎手（17戦4勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた27戦目は、妙見山特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で多田羅誠也騎手（18戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月28日、連闘で迎えた28戦目は、目黒プライベ記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で多田羅誠也騎手（19戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウィアを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

4月15日、中2週で迎えた29戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で多田羅誠也騎手（20戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のナスノコウランをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

2023年5月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。