ジャストァウーマン（1987年生、母ファインウーマン）

ジャストァウーマン（1987年6月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時18歳）と交配したファインウーマンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の早鞆特別(900万下)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

2月24日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月2日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

8月12日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタカトラエースに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイゼンフォックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

10月14日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったコンバットシーマーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月18日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で山田和広騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田和広騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山田和広騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトニーサトラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中5週で迎えた13戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラウドモアに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月17日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の知多ステークス（中京芝1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山田和広騎手（12戦2勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、都大路ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（13戦2勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月3日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（14戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（15戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。