サウスエリジオン（2005年生、母シンメイダイアン）

サウスエリジオン（2005年4月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋至上の幸福（ギリシャ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したシンメイダイアンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は目黒牧場。戦績は、地方40戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C3一二ア。

経歴

デビュー前

宮下靖旨厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2008年）

6月12日、デビュー戦は田中力騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は418kg。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴィクトワールに交わされて4馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月12日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-11 12（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジャルダンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C3八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた15戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月19日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5歳（2010年）

1月12日、中4週で迎えた21戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、茄子賞（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた23戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンブートニーニョに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月6日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた27戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般C3十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた28戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた29戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3十三14十五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3七八イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリスティーズを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って優勝

8月25日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリコーゴッドを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口達弥騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口達弥騎手（12戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口達弥騎手（13戦2勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3四五ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山口達弥騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、パワーウイニングにクビ差交わされて2着となった。

11月23日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3四五（浦和ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山口達弥騎手（15戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のギョクコウヒカリに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月10日、中1週で迎えた40戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山口達弥騎手（16戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のタケショウに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。