タニノギブソン（2000年生、母タニノアトラテック）

タニノギブソン（2000年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カクテル名」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したタニノアトラテックが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方24戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年のスイートピー特別(一般B8)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、6着に入り込んだ。

11月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月14日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は河北通騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月30日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた12戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（上山ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイライブからクビ差の2着に甘んじた。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の田村光正・井筒秀明応援記念（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパイレーツに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月22日、中6週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた15戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2004年）

1月20日、中2週で迎えた16戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のレッツダッシュに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

1月28日、連闘で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイネスアイから1馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウキャロルをクビ差制して3勝目を手に入れた。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、クロッカス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオールオブザグッドからアタマ差の2着に甘んじた。

3月23日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた23戦目は、一般B16（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のライブリロデムに半馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

4月21日、連闘で迎えた24戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナリカドリームに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、都忘れ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーウォーリーズから4馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた26戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミサキテイタンをクビ差制して6勝目を獲得した。

6月7日、中1週で迎えた27戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（9戦4勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた28戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のサントシエロをクビ差制して7勝目を掴み取った。

7月5日、中2週で迎えた29戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（12戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月25日、中8週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた34戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。