タカイチジャンポケ（2009年生、母ハピネスヒロイン）

タカイチジャンポケ（2009年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したハピネスヒロインが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は農事組合法人天栄牧場。戦績は、地方17戦9勝。主な勝ち鞍は2013年のジルベスター特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、滝本健二から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

市村誠厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2012年）

12月27日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は493kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフォレストランを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエタニティに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月8日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサーストンアリオンを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

4月10日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウエスタンダーツに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

5月16日、中4週で迎えた5戦目は、薫風特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェルデルーチェに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月28日、中3週で迎えた7戦目は、エルタニン特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦5勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビービーシェンロンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月8日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、週末めとろポリシャン賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた9戦目は、アドビ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦6勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のドリームキャッチャをクビ差振り切って断然人気に応えた。

12月31日、中4週で迎えた10戦目は、ジルベスター特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のベストウィッシュに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2014年）

6月27日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、海王星特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦8勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた12戦目は、さそり座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1三四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベストウィッシュをハナ差振り切って9勝目を収める

6歳（2015年）

4月8日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた16戦目は、薫風特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。