レッドイデア（2008年生、母クローストゥユー）

レッドイデア（2008年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋理念（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したクローストゥユーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方26戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の一般B4。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

3月21日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったキクノキアラに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月10日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、葉牡丹賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月12日、中1週で迎えた9戦目は、若竹賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルヨハヤブサに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた10戦目は、若菜賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、寒椿特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた12戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、梅月特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般B4 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したレリシェスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマルチトップセダンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般B4 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（7戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマノアサカゼに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた22戦目は、奥庭田のエース高木勝浩記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた24戦目は、一般B4 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、せせらぎ賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（12戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた27戦目は、水素水36モンド金賞受賞杯（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシベリアンスパーブをクビ差捉え切れず2着となった。

12月13日、中2週で迎えた28戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のボクノタカラモノに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた29戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（13戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（14戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のソユーズに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

1月21日、中1週で迎えた31戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（15戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた32戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（16戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルヨレギュラーに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。