シェイクユアハート（2020年生、母ルンバロッカ）

シェイクユアハート（2020年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「心を揺さぶる」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したルンバロッカが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2025年の小倉記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月29日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウイッシンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2023年）

1月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

8月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの富良野特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツインクルトーズを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月8日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの清滝特別（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアスクドゥポルテをクビ差振り切って雨中の激戦を制した。

11月18日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったセントカメリアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2024年）

1月28日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの八坂ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月3日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

4月7日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムダイワスカーレットカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったエーデルブルーメにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月2日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの下鴨ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川吉洋騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月20日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたマイネルメモリー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイアイサンデラにハナ差届かず2着となった。

11月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したショウナンアデイブを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

12月8日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルエンペラーにクビ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2025年）

1月6日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（12戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランドカリナンに半馬身届かず2着に敗北した。

2月15日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（14戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（15戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（16戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバッデレイトをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

7月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川吉洋騎手（17戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったイングランドアイズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月31日、中5週で迎えた25戦目は、G3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で古川吉洋騎手（18戦3勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、アンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で古川吉洋騎手（19戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたウエストナウ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。