マヤノプリヤ（2003年生、母タイシンリリィ）

マヤノプリヤ（2003年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋インドの言葉で恋人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したタイシンリリィが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2006年の名古屋チャレンジカップグレープ賞。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2006年）

8月10日、約10か月半の休み明けで迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスノーウィンドウに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップグレープ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピリットファイタを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシナノスペシャルを3/4馬身振り切って制した。

9月26日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田崇史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シナノスペシャルに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月12日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田崇史騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンキンスウォードに4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月26日、中1週で迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカンドーレを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田崇史騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4歳（2007年）

4月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、スプリングカップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた14戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したガチャガチャを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた15戦目は、”完勝”はラッキーグッズ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハヤテサンデーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月1日、中1週で迎えた16戦目は、まんじゅしゃげ特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシネタイムに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、金沢競馬売店組合森本売店杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルギサイレンスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月9日、中3週で迎えた20戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアバンティイモンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンキングロウを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。