エビスジャパン（1996年生、母カユガ）

エビスジャパン（1996年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時10歳）と交配したカユガが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方16戦5勝2着1回。1999年の黒潮盃(地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マルゼン橋本牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、田中春美によって1,690.5万円で落札された。

栗田泰昌厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

12月22日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

3歳（1999年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

1月20日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るニッポースパークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、トキノシェイヴァンにハナ差交わされて2着となった。

2月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のドリームオージに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月14日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の白ばら特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイシノストロングに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールデンカバリエに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月15日、中5週で迎えた11戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のヤマノリアルをハナ差振り切って制した。

10月13日、中7週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のスーパーチャンピオンシップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた14戦目は、’99かちどき賞（大井ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

4歳（2000年）

12月4日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた16戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、’00かちどき賞（大井ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。