ワークスバージョン（1988年生、母ハトナイピンク）

ワークスバージョン（1988年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のコマツタイム（当時10歳）と交配したハトナイピンクが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高藤茂。戦績は、中央平地49戦13勝2着10回。1993年の銀杯(アラ系4歳以上オープン)で2着に入った他、1992年の保原ステークス(アラ系4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

6月16日、デビュー戦は栗田伸一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトリノハナコに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月23日、中7週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワカサルーチェーに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月28日、中4週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、トリノハナコに半馬身交わされて2着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワカサルーチェーに8馬身の差をつけて優勝

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったトウカイスロットルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ワカサルーチェーに交わされて3馬身半差の2着となった。

3歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた10戦目は、銀杯（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた11戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったワカサルーチェーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月6日、中7週で迎えた12戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ミスターキャッシュに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミスターキャッシュに1馬身半の差をつけて4勝目を収める

6月15日、中4週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦2勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハシエイトに8馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（8戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のミスターキャッシュに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（9戦4勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

4歳（1992年）

3月15日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイカンを3/4馬身振り切って久々の実戦をモノにした。

4月11日、中3週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた27戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトウカイリードに3馬身の差をつけて優勝

9月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月10日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた30戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、保原ステークス（福島ダート1000m 晴/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロータリーボーイに詰め切れず、7馬身差の2着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた31戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロータリーボーイに約10馬身の大差をつけて優勝

11月14日、連闘で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた33戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は安田康彦騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた34戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた35戦目は、銀杯（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、セルリアンレッドに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月20日、中5週で迎えた36戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロータリーボーイに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月10日、中6週で迎えた37戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリンワンに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月16日、中4週で迎えた38戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月18日、中8週で迎えた39戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は安田康彦騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた40戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた41戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシゲルホームランに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中3週で迎えた42戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（12戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキノテンユウに約12馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月11日、中1週で迎えた43戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（13戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6歳（1994年）

1月15日、中4週で迎えた44戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（14戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タケイチラッキーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中4週で迎えた45戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケイチラッキーに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月2日、中5週で迎えた46戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 晴/不良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タケイチラッキーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月9日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた47戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は横山義行騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

9月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた48戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた49戦目は、重賞のセイユウ記念（函館ダート1700m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は安田康彦騎手（15戦4勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。