リメス（2018年生、母ケイティマイヒメ）

リメス（2018年1月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「長城(ラテン語)」。毛色は栗毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時9歳）と交配したケイティマイヒメが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。2020年のすずらん賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月14日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のフォルセティをハナ差振り切って初白星を挙げた。

7月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月6日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月7日、中8週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい18着に終わった。

12月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、スペクタクルに交わされて2馬身半差の2着となった。

3歳（2021年）

1月23日、中6週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のディオスクーロイに1馬身の差をつけて2勝目を収める

2月27日、中4週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳重賞の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

7月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ワルツフォーランにハナ差交わされて2着に惜敗した。