フミノオリヒメ（2004年生、母リファン）

フミノオリヒメ（2004年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋織姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したリファンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）齊藤英牧場。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月18日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

3歳（2007年）

4月21日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月17日、中7週で迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のテルミヌスに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2008年）

4月12日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月18日、中4週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

7月19日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。