テルミヌス（2004年生、母ダンジグエンジェル）

テルミヌス（2004年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ローマの境界の標の神。威風堂々とした競走生活を送ってほしい」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したダンジグエンジェルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方5戦1勝2着2回。2007年の門別軽種馬生産振興会特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月15日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は526kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月21日、中7週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウゴルゴを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフミノオリヒメを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月24日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、門別軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、アドミラルサンダーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月18日、中4週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたフジセレージャ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、孔雀座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホッコーワンマンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月13日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月23日、中7週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2009年）

7月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。