キングオブアリダー（1995年生、母ジヨーメリトリアス）

キングオブアリダー（1995年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時7歳）と交配したジヨーメリトリアスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、地方27戦5勝2着1回。1997年の青雲賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日進牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、舛添要一によって2,467.5万円で落札された。

田中利衛厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

8月28日、デビュー戦は佐々木洋一騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は465kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードラッシュに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木洋一騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のギャロップリックに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木洋一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウシュホーに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の青雲賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木洋一騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1998年）

1月20日、中8週で迎えた5戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’98ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

4月28日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木洋一騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木洋一騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木洋一騎手（6戦3勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた9戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木洋一騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、アミフジランナーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月22日、中5週で迎えた10戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4歳（1999年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の春駒特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

2月5日、中4週で迎えた12戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雪花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。13着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた13戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエルカーサテイオーに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月22日、中5週で迎えた14戦目は、爽春賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、緩やかなペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた15戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた16戦目は、てんびん座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のヘイセイライアンに1馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

5月29日、中2週で迎えた17戦目は、オメガ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀千亜樹騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた18戦目は、スピカ賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀千亜樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月24日、中6週で迎えた19戦目は、アイーダホーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

5歳（2000年）

1月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、白富士賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

2月29日、中3週で迎えた21戦目は、早春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた24戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた25戦目は、エメラルド賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（11戦2勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた26戦目は、アルテミス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐々木洋一騎手（8戦3勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のベテルギュース賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木洋一騎手（9戦3勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。