ギャロップリック（1995年生、母シリネラカツヒメ）

ギャロップリック（1995年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキャロルハウス（当時10歳）と交配したシリネラカツヒメが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央障害2戦0勝、地方33戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の北斗七星賞(一般B1一)。

経歴

デビュー前

岡部盛雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

9月7日、デビュー戦は宮浦正行騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサンユウドリームに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングオブアリダーから3馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月27日、中8週で迎えた4戦目は、2歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（1998年）

1月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオリオンファイヤーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

2月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮浦正行騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの’98雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮浦正行騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

11月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮浦正行騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮浦正行騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウィナーズグローリにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた10戦目は、品川区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮浦正行騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーリーチに6馬身の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた11戦目は、初春賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮浦正行騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のカネショウマサルを半馬身振り切って制した。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の風花賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で宮浦正行騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月27日、中5週で迎えた13戦目は、望春賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で宮浦正行騎手（12戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のユニティステージをハナ差振り切って5勝目を奪取した。

3月24日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のアクアマリン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で宮浦正行騎手（13戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハイフレンドターボに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で宮浦正行騎手（14戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月10日、中7週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の’99ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で宮浦正行騎手（15戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、イナリコンコルドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中5週で迎えた17戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の’99トワイライトカップ（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（16戦6勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の’99ムーンライトカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（17戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

5歳（2000年）

2月4日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、ダイヤモンドダスト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（18戦6勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月15日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（19戦6勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた22戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（20戦6勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケージーラッキーに5馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

6月5日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’00ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮浦正行騎手（21戦7勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の一般A3以下（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮浦正行騎手（22戦7勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の’00プラネットカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮浦正行騎手（23戦7勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で宮浦正行騎手（24戦7勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の’00クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宮浦正行騎手（25戦7勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の’00オータムカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮浦正行騎手（26戦7勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

12月24日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた29戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6歳（2001年）

2月4日、中5週で迎えた30戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた31戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

9月2日、約6か月半の休養明けで迎えた32戦目は、岡元隆太騎手を鞍上に迎えて、高隈山特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた33戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡元隆太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月2日、中8週で迎えた34戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

7歳（2002年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。