アイヴィーサ（2016年生、母ジョウノボレロ）

アイヴィーサ（2016年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イビサ島の正式名称（カタルーニャ語）。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したジョウノボレロが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は三城ボクジョウ株式会社。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C1-9。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,880万円（4.7万×400口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

4月6日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

5月18日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

8月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。6着を確保した。

9月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた5戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパワーロワに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハッピーパラダイスに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2020年）

2月10日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーブラックに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月11日、中3週で迎えた9戦目は、善太川特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、五条川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビッケに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。15着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた15戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキュウシュウダンジに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月22日、中1週で迎えた17戦目は、今日は馬型イルミネーションに乗れる日!（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダータビアットを自慢の末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

12月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったミスターサスケに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

1月17日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンブレナードに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、初春月特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサイモンバトラーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のパンプキンパッチをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月21日、連闘で迎えた22戦目は、仲陽賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月9日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた23戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

3月30日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた24戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた25戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡遼太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた28戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、がんばれ弘ちゃん特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた29戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で濱尚美騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた32戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた33戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月30日、中7週で迎えた34戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた35戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた36戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、別府真衣騎手引退特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた37戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月29日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

6歳（2022年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた39戦目は、祝あん君ほーくん特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた40戦目は、SOOUP優駿特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた41戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた42戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた43戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（6戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。