イシノウォーニング（2007年生、母イシノドリーム）

イシノウォーニング（2007年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母父名」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時8歳）と交配したイシノドリームが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦3勝2着4回。2010年の阿久利黒賞(地方重賞)で2着に入った他、2010年の不来方賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

山田和久厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

9月2日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月23日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のタイガノカノジョを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2010年）

2月7日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

4月17日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の芝桜フェスタレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したダークライを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったロックハンドスターに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の美好玩具賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったダークライに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のウイナーカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したダークライに半馬身届かず2着となった。

7月25日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、宮古川井区界高原レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のバンドマスターに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

9月6日、中1週で迎えた14戦目は、白神賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリバーサイドに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、南部杯カウントダウン21（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で南郷家全騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で南郷家全騎手（11戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

11月22日、中3週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で南郷家全騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、六華賞（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で南郷家全騎手（13戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 雪/不良）に出走。鞍上は15戦連続で南郷家全騎手（14戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4歳（2011年）

1月10日、中0週で迎えた20戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で南郷家全騎手（15戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月21日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ハヤチネウスユキソウレース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で南郷家全騎手（16戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた22戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、焼石岳レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月13日、連闘で迎えた23戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、石鳥谷まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた24戦目は、おめでとう平泉の文化遺産レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（17戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた25戦目は、盛岡舟っこ流しレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（18戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。