ロックハンドスター（2007年生、母コンティンジェンシー）

ロックハンドスター（2007年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「岩＋手＋星」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時15歳）と交配したコンティンジェンシーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方20戦11勝2着3回。2010年のダービーグランプリ(地方重賞)に勝利した他、2010年の桐花賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、服部牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉浩によって420万円で落札された。

瀬戸幸一厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2009年）

6月7日、デビュー戦は板垣吉則騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルコットスターに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月10日、中6週で迎えた3戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若鮎賞（盛岡芝1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウノヒーローに9馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンライフをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

9月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ボヘミアンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月19日、中3週で迎えた6戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリュウノボーイに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモエレクリューガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて5勝目を手中に収めた。

3歳（2010年）

1月2日、中6週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、モエレデフィニットにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月4日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダークライを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイシノウォーニングに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエレフットライトに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月14日、中5週で迎えた12戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（8戦6勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた13戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（9戦6勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた14戦目は、南部杯カウントダウン14（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（10戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったサクラマジェスティに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（11戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルリファインに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月22日、中3週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（12戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラアンカーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

12月31日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 雪/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原勲騎手（13戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマヨノエンゼルに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2011年）

5月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で菅原勲騎手（14戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた19戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原勲騎手（15戦9勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、地方重賞の青藍賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で菅原勲騎手（16戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた21戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ南部杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。