デルマアイオライト（2017年生、母キュートエンブレム）

デルマアイオライト（2017年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アイオライト（天然石の名）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時8歳）と交配したキュートエンブレムが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C3 17。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月21日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、キャプテン竜馬賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた6戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、グラッツィエディオに交わされて3馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、クラブコンサドーレ賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた8戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のダグラスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2021年）

1月1日、中7週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 19（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コンテンポラリーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 17（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のルートサブロクに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ヤマニンゲフィオンに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月24日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セルリアンエースに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた15戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、祝30歳須賀豊徳特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた16戦目は、かのと私の誕生日特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トミケンストーリアに交わされて2馬身差の2着となった。

6月13日、中1週で迎えた19戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアサミンに3馬身の差をつけて優勝

7月11日、中1週で迎えた21戦目は、スイレン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ギンゴーに3/4馬身交わされて2着となった。

8月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のガビチャンに2馬身半の差をつけて4勝目を収める

8月28日、中2週で迎えた24戦目は、あきほ生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、セイウンデルレイに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月2日、中2週で迎えた26戦目は、通りすがりの社長特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2022年）

2月20日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、広島県もみじ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた28戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、タンポポ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた30戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったハナビチャンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた31戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルファラインに1馬身1/4の差をつけて断然の支持に応えた。

5月28日、連闘で迎えた32戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジャスタクイーンに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月19日、中2週で迎えた33戦目は、熱血!さがけいば塾!NEOB-9組（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた34戦目は、七夕月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた35戦目は、グラジオラス賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた36戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた37戦目は、佐藤哲三・優希乃来場記念（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた38戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、カシノオラフに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた39戦目は、晩秋賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。