トーワスラッガー（2003年生、母トーワルビー）

トーワスラッガー（2003年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野球の長距離打者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時11歳）と交配したトーワルビーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月9日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月1日、中7週で迎えた4戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

7月16日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のシードリームに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

10月29日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月2日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

4歳（2007年）

1月28日、中7週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた14戦目は、田中亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月18日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で田中亮騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

4月7日、中2週で迎えた18戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムトッパズレから半馬身差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピートゥモローに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。