シードリーム（2003年生、母オーシャンドリーム）

シードリーム（2003年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「海＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時18歳）と交配したオーシャンドリームが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方22戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の一般C1七 C2(ハンデ)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

4月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月24日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したトーワスラッガーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月24日、中6週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月2日、中5週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の京浜急行電鉄賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったプレシャスティアラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の藍の花特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームプリンセスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月15日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4歳（2007年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジキドリームをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティアーズゴーバイに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤアヤアヤアを鬼脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

10月9日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた15戦目は、ベイサイド賞（川崎ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5歳（2008年）

6月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したセラフィナイトを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったスーパードリブルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバブルガムロックに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月18日、中1週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた25戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の一般C1七 C2（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のドリームカーニバルをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

11月4日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1五（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。