ロックラベンダー（1996年生、母マルゼンシル）

ロックラベンダー（1996年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時7歳）と交配したマルゼンシルが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方35戦11勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の一般C2四五六。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月12日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（1999年）

7月3日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（2000年）

5月30日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般D4（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のドリーミーウインをアタマ差制して初勝利を挙げた。

7月1日、中4週で迎えた5戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のピメンタベップに1馬身半の差をつけて制した。

7月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスズハヤオーに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオーロエンジェルをアタマ差制して破竹の4連勝を決めた。

8月19日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のロンドンフォッグに9馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本裕次郎騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本裕次郎騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のイースタンリズムをハナ差制して6勝目を手に入れた。

10月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本裕次郎騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山本裕次郎騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスサンダーに3馬身の差をつけて7勝目を手にした。

12月2日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本裕次郎騎手（8戦6勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のパワーフロムワンをクビ差制して8勝目を奪取した。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本裕次郎騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルイシオーカンから4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた15戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、夏油特別（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月9日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（10戦7勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた17戦目は、五葉山賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（11戦7勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた18戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（12戦7勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（13戦7勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイワンタイテイから2馬身半差の2着となった。

7月16日、中3週で迎えた21戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（14戦7勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンスターリーから1馬身1/4差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（15戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般A2 B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本裕次郎騎手（16戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月8日、中7週で迎えた24戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラシアンラブに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中3週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホクトアグリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月10日、中4週で迎えた26戦目は、江東区特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったエアロトレインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1九十（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6歳（2002年）

1月24日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2四五六（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナイキシャトルをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

2月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、中0週で迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた32戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、六分儀座特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月6日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、一般C1七八（大井ダート1390m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

9月24日、中6週で迎えた34戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1390m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1九十（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

12月11日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。