ゼルコバワン（2001年生、母ミネルバオーシン）

ゼルコバワン（2001年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のライブリーワン（当時16歳）と交配したミネルバオーシンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は上田五十詞。戦績は、中央平地14戦0勝、地方25戦0勝。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月16日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

12月6日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず最後はテンエイエンジェルと並んで11着同着となった。

12月20日、中1週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月14日、中7週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

11月6日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、風神賞（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた16戦目は、両毛特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた17戦目は、ターコイス賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2005年）

1月31日、中6週で迎えた18戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月1日、中8週で迎えた19戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた20戦目は、豊島区特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた21戦目は、荒川区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた22戦目は、目黒区特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で納谷和玖騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月27日、中2週で迎えた23戦目は、足立区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で納谷和玖騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で納谷和玖騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた25戦目は、築地特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で納谷和玖騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月11日、中0週で迎えた26戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で納谷和玖騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた27戦目は、浅草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で納谷和玖騎手（9戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく最後はアルマーダホウザンと並んで6着同着となった。

9月12日、中1週で迎えた28戦目は、有明特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で納谷和玖騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた29戦目は、冥王星特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で納谷和玖騎手（11戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた30戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた31戦目は、鷺宮特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗形竹見騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた33戦目は、忘年特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宗形竹見騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5歳（2006年）

1月19日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宗形竹見騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で宗形竹見騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2八九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は納谷和玖騎手（12戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月22日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（13戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた38戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた39戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。