ヴァンセゾニエ（2021年生、母スプリングゲイル）

ヴァンセゾニエ（2021年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「季節風(仏)。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時10歳）と交配したスプリングゲイルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月2日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2024年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月1日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハッピーダンス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月25日、連闘で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2025年）

7月16日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、米玉利燕三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1230m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、兵庫の「守護神」田中学騎手引退記念（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で米玉利燕三騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米玉利燕三騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカテドラルロックに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、荒井かおり☆来場記念（園田ダート820m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた10戦目は、金色に輝け!そのだパカっと賞（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた11戦目は、比延ダッシュ（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた12戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート820m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のコッコラーレを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。