シルクトリニティー（2000年生、母ウエルシュクイーン）

シルクトリニティー（2000年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋三位一体　神の強さを持った馬になって欲しい」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したウエルシュクイーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,800万円（5.6万×500口）で一口馬主が募集された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月12日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月19日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったサヤマツバキを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2004年）

2月24日、中8週で迎えた7戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマソオを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

4月5日、中5週で迎えた8戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、一般C3一二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2005年）

1月13日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。