トーヨークラウンド（1985年生、母トーヨークイン）

トーヨークラウンド（1985年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時16歳）と交配したトーヨークインが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）トーヨークラブ北海道支店。戦績は、中央平地11戦2勝、中央障害2戦0勝、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

5月15日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメリーハイに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた2戦目は、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

7月9日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月17日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（6戦1勝）。20頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に敗れた。

4歳（1989年）

3月5日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシーフェリシアを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

4月2日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（7戦1勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた11戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた12戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた14戦目は、石川榮騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川榮騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1990年）

1月4日、中5週で迎えた16戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた17戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月22日、中0週で迎えた18戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。