シーフェリシア（1985年生、母ヒダロツク）

シーフェリシア（1985年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時11歳）と交配したヒダロツクが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地39戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年のムーンライトハンデキャップ(ハンデ)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月26日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったタイレグルスに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

4月2日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月11日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

10月23日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

4歳（1989年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

2月12日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したトーヨークラウンドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた13戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローレンダッドレイをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（5戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月17日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた17戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセスオブシバに7馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5歳（1990年）

7月14日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月11日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（10戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマヤノカオリを半馬身振り切って制した。

9月15日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の有松特別（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったグロリアトウショウに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6歳（1991年）

1月15日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた29戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた30戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた33戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の悠久山特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウユードラに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタイティアラをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月8日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の高野川ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた36戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したオルテプリンセスにクビ差届かず2着となった。

7月21日、中2週で迎えた37戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1800m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた39戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタイティアラをクビ差振り切って5勝目を奪取した。