プリンセスオブシバ（1985年生、母タツヒメシンゲキ）

プリンセスオブシバ（1985年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリバーマーヌ（当時8歳）と交配したタツヒメシンゲキが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）須甲牧場。戦績は、中央平地38戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1987年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村貢厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

6月20日、デビュー戦は原昌久騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は394kg。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で原昌久騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシンボリブルックを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳400万下の野菊賞（福島芝1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で原昌久騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（1988年）

6月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下のまりも特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9月25日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた11戦目は、伊藤栄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石神富士雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石神富士雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石神富士雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

1月22日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石神富士雄騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石神富士雄騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神富士雄騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石神富士雄騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したエプソムドリームに半馬身届かず2着となった。

6月11日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（9戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したアンサーズラッキーに半馬身届かず2着に敗北した。

7月2日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石神富士雄騎手（10戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシーフェリシアに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神富士雄騎手（11戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったシルバーヤマタケに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神富士雄騎手（12戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったマルサンベーリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石神富士雄騎手（13戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石神富士雄騎手（14戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた32戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1400m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石神富士雄騎手（15戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（16戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた35戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5歳（1990年）

6月10日、約6か月半の休養明けで迎えた36戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた38戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。