エジプシャン（2002年生、母ソムニフェアー）

エジプシャン（2002年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「エジプト人」。毛色は栗毛。種牡馬のバンブーメモリー（当時17歳）と交配したソムニフェアーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地22戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月23日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月6日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月9日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリトルホープを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2006年）

11月12日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5歳（2007年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた12戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月7日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月13日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

6月23日、中3週で迎えた18戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた19戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月5日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。