ミキノファンシー（2000年生、母オギスーパーゲラン）

ミキノファンシー（2000年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋空想」。毛色は栗毛。種牡馬のディアブロ（当時13歳）と交配したオギスーパーゲランが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は東川政文。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の揖斐川賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、東川政文から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

井上哲厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2002年）

11月15日、デビュー戦は児島真二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート800m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2003年）

1月23日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

1月29日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のユキゲショウをクビ差制して初勝利を挙げた。

3月27日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったメモリーポリッシュから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグッドシェイキングをクビ差制して勝利を手に入れた。

5月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスターフォーエバーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月21日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るティーンターンを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を手にした。

6月5日、中1週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のマッキーブルボンをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月19日、中5週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦4勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月31日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月26日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2004年）

1月3日、連闘で迎えた16戦目は、若水特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のクリーンパートナーに2馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。