シャンゴ（2000年生、母ソラーティカ）

シャンゴ（2000年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アフロソンの曲（キューバ）の歌詞」。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時16歳）と交配したソラーティカが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

10歳のとき、バンブー牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ミルファームによって63万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ホッコーロバリーにハナ差交わされて2着となった。

3月23日、中2週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のダンツクレバーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

10月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシルクアンジェリカに5馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

11月29日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2004年）

1月11日、中3週で迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

8月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったタガノガムシャラに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラセレーネに8馬身の差をつけて優勝

10月23日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5歳（2005年）

8月14日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。