リルティングインク（2013年生、母ザラストドロップ）

リルティングインク（2013年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「軽快な＋四代母スカーレットインクより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時10歳）と交配したザラストドロップが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地25戦2勝。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,300万円（3.25万×400口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月14日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のハンナに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月13日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月20日、中8週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

10月16日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

4歳（2017年）

2月25日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のユキノカトレアをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月8日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月27日、中6週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月4日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月23日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5歳（2018年）

2月18日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月15日、中6週で迎えた20戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月24日、中9週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はタレてしまい15着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月21日、中7週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田菜七子騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、マルチメモリー特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したシークレットアリアにクビ差届かず2着となった。

6歳（2019年）

1月20日、中8週で迎えた27戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3月28日、中7週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。